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浦和の猫賃貸「青猫荘」は"コミュニティ"がキーワード。猫好きオーナーが考え抜いた「猫と幸せに暮らせるお家」です!

さいたま市浦和区にできた「青猫荘」が入居者を募集しています。猫専用賃貸のこちら、間取り図には「交流スペース」なるものが…。興味を持ったペットホームウェブスタッフが訪ねてみると、そこには猫好きのオーナーさんと素敵な猫賃貸が待っていました。早速ご紹介します!
※2018年6月25日現在は満室。空室が出た際に連絡をいただきたい方は末尾の青猫荘特設ベージから不動産会社にご連絡ください。

青猫荘の敷地にある倉庫と煙突。そのわけは…?

東京駅に直通25分、池袋駅に直通20分でアクセスできるJR浦和駅。青猫荘はこのJR浦和駅から約10分ほど歩いたさいたま市浦和区岸町にあります。周囲は一軒家の多い静かな住宅地。青い看板が掲げられた白い建物が青猫荘です。

オーナーさんの姿を探し建物裏手に回ると、煙突と柿の木が目に入りました。広い敷地には手入れの行き届いた植木、古い倉庫もあります。「農家?でも農家に普通、煙突はないよな…」と不思議に思ったスタッフ。その謎はオーナーの渡部さんにお会いして解けました。
「ここは以前、祖父が創業した製餡(せいあん)工場で和菓子に使うあんこを製造していました。当時あんこは紅白饅頭、葬式饅頭と冠婚葬祭に用いられる必需品で羽振りがよかったと聞いています」

青猫荘のオーナー、渡部さん。抱いているのは愛猫の1匹チョビ

なるほど、煙突はあずきを煮る燃料の排気に使われていたものというわけです。渡部さんによると、製餡工場は昭和46年まで稼働。その後こちらは平成22年まで販売所・倉庫・本社として営業していたのだとか。浦和の銘菓「白鷺宝」(はくろほう)の餡も製造していたそうです。

「猫と幸せに暮らせるお家」を青猫荘で実現

そんな元製餡工場の一画に建てられた青猫荘。もともとは工場従業員さんのアパートだったとか。2代目だったお父様が亡くなりアパート経営を引き継いだ渡部さんは、老朽化したアパートを青猫荘に再建築。やはり、猫がお好きだったから猫賃貸にしたのでしょうか?
「そうですね。猫も犬も子どもの頃から家にいて好きでした。結婚後しばらくペットはいませんでしたが、7年前に娘の友達の隣人宅から猫を2匹をもらって育て始めてから、猫への愛情が増しました。4年前には病気の野良の子猫を拾っちゃって今は3匹の猫と暮らしています(笑)」
かわいそうな猫を放っておけない渡部さん。猫への想いは青猫荘に注がれています。
「自宅では猫たちが退屈したり、運動不足になったりしないように、家具の配置を工夫をしてきました。猫ステップやキャットウォークで猫がお部屋をぐるっと回れるようにして下から寝っ転がって見るのが理想でしたが、自宅では難しくて、青猫荘で実現させてしまいました(笑)。猫が幸せに暮らせるお家なら、一緒にいる人間も幸せに違いないと思います」

可動式猫ステップやキャットウォークで猫が動きまわれる造りに

渡部さんの愛猫まるちゃんがキャットウォークをお試し

1F間取り図

2F間取り図

おっしゃるとおり青猫荘には、猫が高い所へ登り動き回れる猫ステップやキャットウォークがそこかしこに。そして、これだけの猫ステップやキャットウォークがあっても圧迫感を感じさせません。そのわけは各お部屋の広さと天井高。すべてゆとりの約33㎡で天井高は最低部で1階は約2.68m、2階は飾り梁まで2.6mもあり(一般的な賃貸物件は2.4m)、一般的な一人暮らし用賃貸物件を上回ります。
さらにうれしいのが、天然木の飾り梁、レトロな建具、すっきりオシャレな水回り、そして憧れの傾斜天井!(2階)などなど。飼い主さんが猫とゆっくり時間を過ごせそうなオシャレで温かみのある空間になっています。
「単身の女性が猫と暮らすイメージでつくりました。部屋の広さから猫の幸せを考えて2匹まで飼育できます。これから猫を迎える人でもOKですよ」と渡部さん。

2階のキッチンは傾斜天井なのでこの天井高!

前のアパートの建具を再利用した収納。

猫と人が自由に行き来できる交流スぺース。距離の近い関係に

さて、青猫荘の象徴といえるのが、建物中央のウッディな階段ホールです。大きな窓から日差し降り注ぎ、階段下のスペースにはテーブルとイスが設置。階段ホール全体が交流スペースになります。

交流スぺースとなる階段ホール

「普通のアパートではなくシェアハウスのようにお互いの距離が近いアパートにしたかったんです。だから青猫荘は、入り口で靴を脱いで入る中廊下のアットホームな建物にしました。外廊下の集合住宅では顔を合わせても挨拶ぐらいになりますが、中廊下ならゆっくり立ち話ができます。この中廊下の交流スペースでみなさんと話をしたりお茶を飲んだり。月1ペースで定例会(出欠自由)を予定しています。あと、吹き抜けの白い壁を使って映画上映会やミニギャラリーも考えています」
そしてこの交流スペース、猫の出入りもOK。各お部屋には猫ドアがあり、外(交流スペース)と行き来ができます。
「せっかくの猫専用賃貸なので、他の住人の猫が自分の部屋に来てもいいし自分の猫が別の部屋におじゃましてもいいのではとも思います。でも、飼い主さんの考えや猫同士の相性もありますよね。好奇心旺盛な猫だから階段のところで遊ばせてみようとか、神経質なこのコは出さないほうがいいとか、飼い主さんそれぞれの判断で交流を深めていけるといいですね」

玄関の上にある猫ドア。猫ステップで登れるようになっている。

猫ドアの前にいるまるちゃん。閉めるときは右の白い板で塞ぎます。

オーナーと入居者が一緒につくるコミュニティ

入居者同士、猫同士、猫と入居者がコミュニケーションできる交流スペース。お互いの距離は近くなるに違いありません。
「わたしとしては、猫を媒介とした楽しいコミュニティを入居者の方と一緒につくっていくのが理想です。おしょうゆの貸し借りができる昔の長屋みたいな。自分の猫も他の猫も同じように接したり、可愛がったりできる関係になれるといいですね」
そんなコミュニティが青猫荘にできれば、出張や旅行のときも安心して家を空けられそうですよね。そして、渡部さんがコミュニティを重視するのにはこんな理由もありました。
「じつは埼玉県の男女共同参画推進センターで3年間仕事をしていました。このとき単身女性やシングルマザーなど一人でがんばっている女性たちの話を聞き、精神的にも経済的にも大変な実状を知りました。一方で彼女たちがネットワークをつくり、エールを送り合ったり、協力し合う姿も見てきて、居場所づくりやコミュニティの大切さを学びました。その経験から女性を応援したいという思いがめばえました」

交流スペースの階段は猫の日向ぼっこスポットになりそう

古き良きものが残る浦和岸町。地域のお祭りにも参加できます

猫と一人暮らしをするには申し分のない設備と入居者コミュニティが約束された青猫荘。とはいえ、実際知らない土地に一人で住むとなると、治安や地域のようすが気になります。
「浦和は都内への通勤エリアであると同時に、浦和高等学校や浦和第一女子高等学校といった名門校が近くにある文教地区なので治安は比較的落ち着いています。青猫荘周辺は一軒家にお住まいの年配者とその家族や、新しく建ったマンションにお住まいの若い世帯など、いろんな世代の方がいます。うちは昔から岸町のお祭りの御神輿の立ち寄り場所なので、にぎやかなことがお好きな方、地域にお友達が欲しい方はお手伝いいただけるとうれしいですね」
年1回、お祭りの神輿が隣接する敷地にやってくる青猫荘!一人暮らしでも地域の方と楽しく交流できそうです。

敷地内から見た青猫荘(右)と倉庫(左)。

「岸町周辺にはまだ古き良きものがポツポツ残っています。旧中山道沿いには昔ながらの八百屋さんや魚屋さん、お茶屋さんや経師屋さんもあります。12月は"つきのみや"で親しまれる調神社(つきじんじゃ)の十二日まち(じゅうにんちまち)で盛り上がります。調神社は週末のお散歩にもいいし、春は桜の名所としても有名なところ。ランニングコースが人気の別所沼公園もおすすめです」
気になる動物病院は、青猫荘から徒歩圏内に3院あるので安心です。※完全予約制ですが、カルテのある猫ちゃんに限りペットホテルも受け付けています。

最後に、渡部さんから猫と暮らすお部屋を探している方にメッセージをどうぞ。
「一人でも多くの方に青猫荘を見ていただけるとうれしいです。この家はイラストレーターや漫画家の方など、家で仕事をしている方におすすめかも。家にいるのが好きなインドア派の方なら、十分お家ライフを楽しんでいただける物件だと思います」

青猫荘のお問い合わせは?
青猫荘は2018年6月25日現在、満室となっております。今後、空室が出た際のお知らせをご希望の方は、以下の青猫荘特設ページより住ステーション浦和さんへご一報ください。
<青猫荘特設ページ>ご入居された方の猫がキャットウォークや梁、猫ドアを行き来する写真・動画が掲載されています。みんなかわいいので必見!宅配ボックスも追加されました。(5月22日追記)

担当は住ステーション浦和さん。アットホームな不動産会社さんです。

※青猫荘に入居できる猫は、生後6か月以上でトイレで排泄ができ、予防接種、ノミダニ予防、猫エイズ・猫白血病陰性、避妊去勢済みであることなどが求められます。

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