ペット可物件を借りる

【仲介手数料】賃貸は家賃0.54ヶ月分を目安に。不動産会社の所有物件なら0円です。

賃貸のお部屋を借りるときにかかる費用の一つ「仲介手数料」。ペット可賃貸も同様です。そもそも、どんな費用なのでしょう。相場はどのくらいでしょうか?

賃貸物件の仲介手数料。国が定めた上限額は?

仲介手数料とは、物件の賃貸・交換・売買を仲介した宅地建物取引士(一般的には不動産会社)が、物件を売る人・貸す人と買う人・借りる人から成功報酬として受け取る金銭のこと。賃貸のお部屋を借りるとき(賃貸借契約)にも、マンションや戸建の物件を購入するとき(売買契約)にも、契約時に1度だけかかる費用です。「媒介手数料」「媒介報酬」とも言われています。
国土交通省「宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額」(最終改正:平成29年12月8日 国土交通省告示第千百五十五号)では、第四「賃借の媒介に関する報酬の額」にて、宅地建物取引士が貸す人と借りる人の双方から受け取る仲介手数料の合計上限額を「賃料1ヶ月分×1.08倍(消費税)まで」と定めています。依頼者の一方から受け取る場合は、依頼者の承諾を得ている場合を除き、「賃料1ヶ月分の0.54倍に相当する金額以内」としています。
「仲介手数料は家賃1ヶ月分」という近年の常識は、不動産会社が上記の「依頼者の承諾を得ている場合」で設定しています。借りる人が「そういうものなんだ」と思い込んでいるため、不動産会社に「仲介手数料を家賃1ヶ月分です」といわれて「はい」と答えるなどの口頭でのやりとり、書類などのやりとりなどで「承諾を得た」としているのが実情です。
仲介手数料は「家賃の0.54ヶ月分に相当する金額以内」を目安に、お部屋を探しと賃貸借契約を進めてください。

仲介手数料がかからない物件がある?

近頃は仲介手数料が家賃0.54ヶ月分や0.5ヶ月分も増えてきました。また、仲介手数料不要(0円)の物件は以前からあります。それは、取引態様が「貸主」の物件、つまり、不動産会社が所有している物件です。仲介に当たらないので手数料が発生しません。

賃貸物件の取引態様と仲介手数料

取引態様 説明 仲介手数料
仲介 不動産会社が貸主と借主の契約の仲立ちを行う取引形態 一般的にあり。月額賃料の0.54ヶ月分以内
貸主 不動産会社が所有する物件を直接貸す場合です 不要
代理 不動産会社が貸主から代理権を得ている場合です 一般的にあり。月額賃料の1.08ヶ月分以内

ペットホームウェブでは以下のように、各物件ページ下の「このペット可賃貸物件取り扱い情報」に記載されています。仲介手数料をかけたくない人は、ここを要チェックです!

借り手市場の今は「仲介手数料0」「一律@円」が続々登場

最近は、不動産会社の所有する物件ではなく「仲介」の取引態様の物件でも「仲介手数料0」「一律@円」とする不動産会社が増えてきました。なぜでしょうか?それは、物件探しがインターネットで簡単にできるようになってきたことと、賃貸物件が借り手市場になったことが関係しています。
賃貸物件が余っている現在、借りる人にアピールするためには「お得感」が必要です。不動産会社はインターネットの普及で業務の手間が以前よりかからなくなったことでコストを削減し、その分、お客様への仲介手数料を安くするなどの努力をしています。
以前より、仲介手数料をはじめとした賃貸借契約にかかる初期費用は少なくなりました。あなたとペットが、もっと楽しく、もっと快適に暮らせるお部屋を見つけてみませんか?

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