ペット可物件で暮らす
【賃貸物件のペット対策】フローリングの保護&楽々洗えてペットの足腰にいいタイルカーペットがおすすめ

お引越しシーズンを迎え、新たなお部屋に入居する人が増えてきました!ペットと賃貸物件へ入居した方に、ぜひ、やっていただきたいことをペットホームウェブからご提案します。それは、フローリングやクロス(壁紙)をペットから保護する工夫です。
ペットがつけた傷や汚れの原状回復費用は、入居者の負担
賃貸住宅を退去するとき、原状回復費用が敷金から引かれます。この原状回復費用は、物件を貸す人(物件オーナーや不動産会社)が負担するものと借りる人(入居者)が負担するものがあり、ペットがつけた傷や汚れは借りた人の負担とされています。※1
※1⇒ペット可物件の探し方8:ペット可物件を退去する時の原状回復はどこまで負担するの?
ペット対策をせずフローリングや壁をボロボロにしてしまうと、原状回復費用が敷金では足りずに追加請求されることになります。反対にきれいに使えば差額が戻ってきます。退去時に高額な原状回復費用を請求されないためにも、ペット可賃貸に入居したら、壁や床などをペットから保護しましょう。今回はフローリングへのペット対策となるタイルカーペットをご提案します。

ペットがいると、ピカピカなフローリングを保つのは難しい
タイルカーペットなら、床によしペットの足腰によし。しかも楽々洗える!
ペットの爪からフローリングを守るには、カーペットやラグを敷くのがベストな方法です。物理的にペットの爪をフローリングに触れさせなければ、傷のつきようがありません。
カーペットなどでフローリングを保護すると、他に大きなメリットがあります。それはペットの足腰トラブルを軽減してくれるということ。近年、椎間板ヘルニア、股関節形成不全、膝蓋骨内包脱臼といった足腰トラブルを発症する犬が増えていて、滑りやすいフローリングがその原因と言われています。※2
※2⇒ペット可物件の探し方1:フローリングは犬の足腰トラブル原因の一つ。ペットにいい賃貸物件の床材とは?
爪で地面や床をグリップする犬や猫は、爪を立てられないフローリングでは滑ってしまい、爪を立てられるカーペットでは滑りません。さらに、カーペットが持つクッション性もまた、走ったりジャンプしたときの足腰への負担を軽減してくます。つまり、これらのカーペット類が滑り止めや緩衝材としてペットの体を守ってくれるのです。なおかつ、飼い主にとってはフローリングを守ってくれる、ありがた~いアイテムといえるでしょう。
しかしこのカーペット類、飼い主にとって1つだけデメリットがあります。それはお掃除。しばしば、突然の嘔吐やトイレ以外の場所で粗相してしまうペット。猫の場合、日常的に毛づくろいをして毛玉を吐きます。そして、犬も猫も1年中抜け毛が散らばります。フローリングだったらモップなどでサッと拭くだけですが、カーペット類だと液体や汚れが染み込んだり、毛が絡まって簡単に取れません。でもタイルカーペットなら、汚れたところだけ取り外してシンクやバケツで洗えます(洗濯機で洗えるタイプもあります)。
タイルカーペットには他にもメリットが。それは必要なところにだけ導入できるということ。ペットの通り道や遊び場など、ペットの行動範囲に沿って敷いてあげましょう。大きなカーペットやラグと違って1つ1つがコンパクトなので、簡単に敷くことができ保管しておく際にも場所を取りません。
タイルカーペット選びの注意点。ループパイルよりカットパイルがいい!
では、ペットのためにどんなタイルカーペットを選べばよいのでしょうか?タイルカーペットにはペット用の商品と一般的な商品があり、素材や色、毛足の長さ、厚み、サイズもさまざま。正方形タイプが一般的ですが、廊下に敷くような長方形タイプも見かけられます。ペット用としては、撥水加工があるものや床面にピッタリ吸着するタイプものが重宝します。
一番気を付けていただきたいのはパイルの形状です。以下の図ように、ループパイルは犬や猫の爪が引っかかりやすいため、猫が爪とぎをしたり犬が穴掘りをしてボロボロにしてしまうことがあります。ループパイルよりカットパイルを選んだほうがよいでしょう。
また、タイルカーペットを壁面まで敷き込まない場合やポイント的に敷く場合は、ズレないように床にピッタリくっつくタイプの商品を選ぶことをおすすめします。
飼い主にとっても、ペットにとっても大きなメリットがあるタイルカーペット。賃貸物件に入居したら、ぜひ使ってみてくださいね!

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