ペット可物件を買う

「保護猫預かり」の付加価値で差別化。賃貸併用住宅「ねこネクト」で猫共生賃貸のオーナーに

「そろそろ戸建てがほしい」という人。または「リタイア後の収入として賃貸経営に興味がある」という人。そして「猫が好き」な人。どれかに当てはまったら”猫共生”賃貸併用住宅がピッタリかも?

賃貸併用住宅とは?

みなさんは賃貸併用住宅ってご存知ですか?一人暮らしをしたことがある人は「学生時代に住んだことがある」「部屋探しで内見したことがある」かも?いわゆる「大家さんが住んでいる住宅」にある賃貸物件のことです。
この戸建ての一部に賃貸物件がある建物を賃貸併用住宅といいます。例えば2~3階を自宅にして1階1室を賃貸にしたり、1階を自宅にして2階2室が賃貸になっていたり。オーナー(大家さん)は自宅に住みながら家賃収入を得られるのがメリットと言えるでしょう。
横浜市にある株式会社フロンティアハウスは、2021年1月からコンパクトな賃貸併用住宅アパルトレジデンスを企画販売しています。同シリーズに猫共生をプラスした「ねこネクト」がスタートしたとお聞きし、第1弾物件へ行ってきました!

住宅ローンの返済が賃料収入で返せる

当サイトスタッフが訪れたのは小田急線で新宿から約50分ほどの相武台前駅(神奈川県座間市)。閑静な住宅街を約8分ほど歩くと「ねこネクト」に到着しました。ご覧の通り、スッキリきれいな新築賃貸併用住宅です。

「ねこネクト」外観

株式会社フロンティアハウス コミュニケーションデザイン部の飯塚さんと長岡さんが出迎えてくれました。賃貸部分のお部屋に通され、まずは同社が手がける賃貸併用住宅についてお聞きしました。

左から長岡さん、飯塚さん。

「賃貸併用住宅というとハウスメーカーなどが土地を持っている人に向けて高額帯商品の提供をしていましたが、土地付きのコンパクト型、4,000~5,000万台のものは世の中に出ていませんでした。アパルトレジデンスは、2LDKのオーナーさんの住居に1K/20㎡くらいの賃貸物件が2つ付いている商品です。神奈川県や東京都では世帯人数が2~3人が平均なので、自宅部分は4LDKも必要はなく2LDKでいいのでは、と判断しました」(飯塚さん)

1階間取り

確かに当サイトのスタッフたちも3人以下の世帯ばかり。そして東京近郊の新築戸建てで4,000万円台というとごく一般的な価格です。
「アパルトレジデンスは4,500万円前後が基本になっています。これは神奈川県の平均年収400~500万円の層にちょうどいい価格帯で、住宅ローンを組むと月のお支払いは12万円くらい。賃料収入は1部屋約6万円なので住宅ローンの返済が賃貸収入で返せる…そんな商品になっています」(飯塚さん)
住宅を購入するとき多くの人が住宅ローンを組みます。近年は低金利が続いていますが不景気も長引き、大きな借入れは慎重にならざるを得ません。が、住宅ローンの返済に賃貸収入が充てられるとなるとハードルが下がりますよね。

保護猫NPO法人とタッグ。猫共生で差別化

そして賃貸経営といえば「空室問題」が気になります。そこで飯塚さんが企画したのが”猫共生”賃貸併用住宅「ねこネクト」というわけです。きっかけをお聞きしました。
「私が社会人になるとき実家で一緒に暮らしていた猫を連れていこうとしたんです。しかし猫が飼える物件を探してみると、古いものばかりで新しい物件が少なかった。そういう人が多いんじゃないかと思いました」(飯塚さん)

飯塚さんの愛猫リンくん。美猫ですね~

「そして猫共生なら他の賃貸物件と差別化できます。保護猫の居場所をたくさん作りたかったのと、できるだけ猫好きの人や動物好きの人に知ってもらいたいという気持ちがあったので、東京大塚にある東京キャットガーディアンさんに一緒につくらないかと私たちからお声がけさせてもらいました」(長岡さん)
東京キャットガーディアンとは日本初の保護猫カフェなどの猫を救う活動をしているNPO法人。両者のタッグにより、ハード面(設備)とソフト面(保護猫システム)からの”猫共生”という付加価値が実現したのだとか。

東京キャットガーディアン

猫共生設備で猫との暮らしを快適に

それでは物件のハード面、賃貸物件の設備から見てみましょう。
「18㎡のお部屋に6つの猫設備を設けています。キズが付かないように腰高の壁、フローリングは動物用の滑らないものを採用しています。東京キャットガーディアンの代表、山本さんから"絶対に付けてください"といわれたのが玄関の逃走防止用のドア。二重ドアになっているので、どっちかを閉めていれば猫が飛び出していかず安全です」(飯塚さん)

賃貸居室。中央に逃走防止ドア、左がキャットシェルフ。

「そしてこちらが見せる収納、兼、キャットシェルフです。一番上に窓があるので、猫が登っていくと外が観られるようになっています」(飯塚さん)
キャットシェルフの反対側には冷蔵庫置き場とキッチン、奥行きのある収納があります。右引き戸の先が、トイレ・洗面台・洗濯機置き場・浴室をまとめた水回りです。
「猫トイレのスペースはトイレの隣の洗面台下に確保し、排泄物などを流しやすいようにしました。通常、弊社の物件の洗面台は下に収納が付いているのですが、今回はあえて外してあります。そして匂いや見栄えを考えると、水回りへのドアは閉めていても猫が行き来できるようにキャットドアを付けました」(飯塚さん)

これぞ、”猫トイレをリビングなどに置かなくてもいい”猫共生賃貸ですね!では、オーナーの住居部分は?
「ファミリーを想定して1階水回り、2階リビング、3階が2室の2LDKです。オーナーのご自宅にも賃貸部分と同じように腰高壁や床材を採用しキャットドアもありますが、キャットシェルフはありません。犬がいる方や猫を飼えない方にも快適な住宅となっています」(長岡さん)

猫好きに限らず快適に暮らせるよう余計なものを省いた仕様。自分の持家となれば、お好きなスタイルにリフォームやDIYもできます。

入居者・猫初心者にうれしい「保護猫システム」とは?

次にソフト面での取組みについて聞いてみました。

「賃貸物件の入居者さんもオーナーさんも、東京キャットガーディアンさんの保護猫を”預かりボランティア”として迎えられるシステムを設けました。猫はそのまま譲渡を受けることもできますが、飼育が困難になった場合はキャットガーディアンに再保護してもらえます。キャットガーディアンとしては保護場所の不足を危惧されていて、一時保護でも大きな援助になるとのことでした」(長岡さん)

東京キャットガーディアンの保護猫

なるほど。初めて猫を迎える猫初心者は、猫との相性を見誤ることが無きにしも非ず。また、賃貸に入居される若い方はライフスタイルの変化や引越しで猫と暮らせなくなる可能性も…。「保護猫システム」を利用すれば、そんな心配をせず保護猫を迎えられそうです。

「ねこネクト」の立地、建築エリアは?

ねこネクト」購入に興味を持った方、残念ながらこの物件は売約済みとなってしまいました。続く第2弾はアパルトレジデンス京急富岡で、3棟のうち1棟が「ねこネクト」に仕様変更し販売済みです。

今後企画販売される「ねこネクト」が気になる方のために、立地やエリアを聞いてみました。

「原則、都内に勤めている方をターゲットにしているので、東京の主要駅から通勤1時間圏内、特に都内へのアクセスがよい神奈川県内が建築エリアです。今後は、本物件ような低価格帯の商品以外にも、都内に寄った少し高額帯のエリアもターゲットにしていきたいと考えています」(飯塚さん)

猫との暮らしで日常に潤いと充実感を。

「駅からの立地は基本10分圏内。なぜかというと賃貸が付いている物件だからです。しかし実際は横浜駅から徒歩14分だったりとか、主要駅が最寄りの場合は10分以上でもOKなど、駅ごとに考えています」(長岡さん)

次がどこにできるのか気になりますね!「ねこネクト」新物件の情報は公式サイトをチェックしてください。

ねこネクト公式(株式会社フロンティアハウス)

ちなみに、アパルトレジデンスを購入された人の中には、賃貸にしないで2世帯住宅にする人もいるのだとか。また、広めの1人住まい、兼、リタイア後を考えて購入される独身の方もいらっしゃるそうですよ。

※「ねこネクト」賃貸部分の入居者募集はまだ出ていません。募集が出次第、こちらに追記します。

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