ペット可物件を知る・探す

うさぎ、ハムスター、フェレットなどの小動物と賃貸物件で暮らすとき気を付けること。お部屋はペット可で探そう!

ペットといえば犬や猫…だけではありません。うさぎやハムスター、フェレット、インコなどの鳥類、亀やトカゲなどの爬虫類…などなど、近年はさまざまなペットを飼育する人が増えています。
これらのペットと賃貸物件で暮らす場合、何に注意すればよいでしょう?お部屋はペット可で探すのでしょうか?

ケージ飼いの小動物。賃貸物件で起こりうるトラブルは?

犬猫以外の小さな動物は、基本的にケージや鳥かご、水槽の中などで飼育します。だからといって、「ペット禁止(不可)のお部屋で飼える」と考えるのは大きな誤解です。
うさぎやフェレット、ハムスターなどの小動物も賃貸物件では勝手に飼育できません。その理由は小動物のこんな特徴や習性からトラブルになる可能性があるためです。

うさぎ

鳴き声や体臭はほとんどないうさぎですが、当然フンや尿は匂います。また、うさぎにも換毛期があり毛が抜けます。そして犬や猫と同じように毛やフケがアレルゲンとなる人がいるので、掃除方法や糞尿の処理方法によって他の部屋の住人がアレルギーを起こす可能性があります。また、うさぎには穴を掘る、物をかじる習性があるので、物件の床や壁が傷つけられないか気を付ける必要があります。

ハムスター

鳴き声や体臭はほとんどなく、排泄物の掃除をきちんとしていれば匂いは気になりません。が、夜行性なので夜ホイールを活発に回すことから「音がうるさい」「振動が響く」という苦情が隣や上下階から入る恐れがあります。また、ハムスターは切歯が伸び続けるげっ歯目なので物をかじる習性があります。ケージの外で遊ばせるときは注意が必要です。

ハムスターは避妊・去勢手術ができないため、つがいで飼わないのが基本です。これは当サイトスタッフの親族の話ですが、オスとメスを別のケージで飼っていたのに、ある日赤ちゃんが生まれていました。原因を探ると「子供がケージの外へ出していっしょに遊ばせていた」のが発覚したのだとか。さらに友人の話ですが「学生のとき生物部で飼育していた二十日ネズミが増えてしまって、泣く泣く殺処分した。今でもトラウマになっている」とのこと。ネズミ類の飼育はきちんと管理しないとねずみ算式に繁殖してしまいます。また、逃げてダクトや配管に入り込んで捕まえるのが大変だったという話もあります。ハムスターといってもネズミの一種。苦手な人がいることもお忘れなく。

フェレット


イタチの仲間なので独特の匂いを発する臭腺を持っています。ペットのフェレットはこの臭腺を手術で除去して販売されていますが、それでも匂いはキツイといわれます。そのためお部屋に匂いが染み付いたり、他の住人から苦情がくる恐れが出てきます。
また活動性が高くて人懐こいフェレットには、1日1回ケージの外に出して飼い主が遊んであげることが必要です。これが夜遅い時間だと階下などから苦情が入るかもしれません。

かつて鳥と言えば、犬や猫の飼育が禁止された団地や賃貸物件で飼われていましたが、現在ではペット不可の賃貸では飼育できなくなってきました。なぜなら、鳥の種類や数によって大きな鳴き声がうるさい、フンの匂いがする、羽が飛び散るなどの苦情が出てしまい、またこれらからアレルギーを起こす人がいるためです。

爬虫類・魚類

水槽などで飼育する小さな爬虫類や魚類は毛や羽がないのでアレルギーの心配がなく匂いもありません。しかし、フンや尿、餌などを放置し不潔にしていると匂いが出てしまいます。また大きな水槽には、水漏れの心配や重量による床への負担、湿気による室内設備のカビへの懸念から、賃貸では「アクアリウム禁止」が少なくありません。
また、爬虫類で一番気を付けなければならないのが逃走です。ヘビやカエル、トカゲは苦手な人が多く、外来種が逃走すると生態系に悪影響を及ぼすためとくに注意が必要です。
大きな鳴き声を出すカエル類やトカゲ類もいます。肉食の爬虫類に生きた虫などを与える場合は虫の管理にもご注意ください。

小動物と暮らす賃貸のお部屋はペット可で探そう

ケージや水槽で飼育する小動物も、犬猫同様に毛や羽の飛散、匂い、逃走、繁殖制限などに気を付けなければならないのは以上の通りです。つまり、賃貸物件に小動物と暮らすには「ペット可」で探すことになります。ネット情報ではありますが、小さな爬虫類や金魚程度であれば、ペット不可の物件でも例外的に飼育OKになることがあるようです。
ペット可でもペット不可でも守らないといけないのは「無断で飼育しないこと」。無断で飼育したことがわかった場合は「契約違反」となり、「違約金」や「損害賠償」を負うことになってしまいます。飼う前に申し出たのに許可されなかったら、飼育をあきらめるか、飼育できる物件を探しましょう。
わからなければ…と思っていても、他の住人が匂いや鳴き声に気付いてクレームしたり、最近ではSNSから分かってしまうケースがあるようです。また退去時までバレなくても、立ち合い確認でバレてしまうことも多々あるようです。
小動物を無断で飼育するのは、ペットと飼い主さんに大きなストレスがかかることになります。例えば、動物病院に連れて行くときもコソコソしたり、音を気にして遊んであげない、ペットが声を出さないようにする、などなど。本当にペットを愛しているなら、こんなことしたくないですよね。

「小動物可」のペット可賃貸を探し方

ペットホームウェブには、わずかながら「小動物」の記載がある物件が掲載されています。

「飼えるペットの種類から探す」では小型犬・中型犬・大型犬・猫・多頭で探すことができますが、残念ながら「小動物」の項目はありません。しかし以上のような小動物の記載がある物件は、「フリーワード」や「かんたん検索」に「小動物」と入力すれば抽出できます。ぜひ、使ってみてください!

東京都「小動物」の記載があるペット可賃貸
「小動物」の記載がない物件でも、ペット可であれば飼育できる可能性が高くなります。お問合せ時にあなたのペットの詳細と、きちんとどのように飼っているかを必ず記載してください。1件ダメだったとしても、小動物の飼育は大家さんの好みと考え次第ではあるので、あきらめず別のペット可賃貸に問い合わせてみましょう。

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